超自立・正義感タイプの彼が隠している弱さを、すでにあなたが支えているのだとしたら?
超自立・正義感タイプでいつも何かを背負っている彼の心理とは「自分の弱さを隠して必死に戦っている」こと。自分のことを自信がなくて弱いと誤解しているのです。そんな彼を助けられる方法は、恋人であるあなたが自分の価値を受け取ること。すでに、あなたの存在が彼を支えているのです。
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例えばこんなご相談
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私が職場で付き合っている彼についての悩みです。
彼は超自立タイプで仕事もできるし人望もある。
けれど上司に対して厳しくて、時に衝突して見ているこちらがハラハラする。
上司からは「正しいだけでは仕事にならない」と諫められて、またそれで腹を立てている。
私には優しいし、仕事でもプライベートでも私を守ってくれようとするけれど、私といると、時々、考え込んで苦しそう。
そんな時は、私のことが気に入らないから悩むのかな、と疑ってしまう。
こんな彼のことを助けてあげたいけれど、どうしたらいいのかわからない。
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この状況では彼を助けたくても難しいですし、自分を責めたくなってしまいますよね。
解決方法は彼ではなく、あなた自身に意識を向けること。
最初にあなたが意識を変えることが大切なんです。
それは「あなたの存在が彼を助けている」ことを受け取ること。
これが彼を助けるための大きなカギになります。
◇上司と衝突する正義感の強い男性の心理
次のポイントは彼の心理を知ることです。
彼がどんな気持ちでいるのかを知ることで、彼を理解しサポートをしやすくします。
何よりあなたが自分の価値を受け取りやすくなります。
さて、上司と衝突する正義感の強い男性の心理とはどんなものなんでしょう。
一言で説明すると
「自信がない自分を必死に隠して戦っている」
なんです。
こうしたタイプの彼を持つ女性からご相談を受ける場合には、この話をすると全員が
「あの彼が自信ないなんて信じられない!」
と言われます。
逆説的ですが、彼が本当の自信を持っているなら、上司と衝突する必要がないんです。
ここでの自信とは「自分の存在価値」のこと。
自分の存在に価値を「確信を持って」感じられないために、自分らしく仕事をする・生きると、うまくいかないと思っているんですね。
だから、彼は自分の才能や力を信じることができず、けれど、仕事への責任感や正義感を放り出すこともできないために、必死で自分の弱さを隠しながら生きているのです。
この「確信を持って」価値があると言い切れないところがポイントです。
彼だって、自分自身のことを、ある程度仕事もできるし、ある程度人から好かれているとは自覚しています。
しかし、それではダメなんですね。
ある程度ではミスも出るし、何より、周りの人を完璧には守れないからです。
自分の弱さを隠さなければならないプレッシャーもありますが、一番は、責任を果たしたい、正しいことを貫きたい、なぜならそれで大切な仕事や周りの人を守ることができるから、という心理からきています。
とても志の高い優しさと愛情と意志の強さを持っている男性なんですね。
ところが、それを一番信じていないのが彼自身なんです。
だから、彼の思いとズレてしまう人、特に上司とズレが生じると、自分の自信が揺らいでしまうのが怖くて、強く出たり反発したりしてしまうんですね。
◇あなたの存在が彼を支えている自覚を持つ
このタイプの男性とお付き合いしている女性に、こうした彼の心理を解説していくと「あ!そうかもしれない!」と腑に落ちる方が多いんです。
わからない!という方でも、お話していくと感覚的にはその通りかもしれないという方が多いです。
なぜなら、お付き合いの中で、彼の良いところも弱いところも意外と知っているからなんですね。
まずは「私は彼の本当を知っているのかもしれない」と思いながら、今回の彼の心理について、理解してみようと思ってください。
その上で、あなたが彼と一緒にいる時の様子を観察してあげて欲しいのです。
「私といると、時々、考え込んで苦しそう」なのは、彼が自分の弱さと戦っているからです。
「私のことが気に入らない」のではなく、むしろその逆に「俺はこの人にふさわしい男なのだろうか」と感じている場合もあるくらいなのです。
ではどうしたらいいのかという話が、冒頭にお伝えした
「あなたの存在が彼を助けている」ことを受け取ること
なのです。
彼はどうしてあなたを恋人に選んだのでしょう。
あなたのどこが魅力的に感じているのでしょう。
この質問を彼に聞いてみたことがありますか?
是非、彼に聞いてあげてください。
おそらく、その理由は「ほっとする、安心できる、優しい」人だから。
あるいは「明るさ、天真爛漫さ」を持っているから。
そんな答えが返ってくるでしょう。
毎日自分の弱さと戦っている彼にとって、あなたの存在が彼にとっての安らぎなのです。
つまり、あなたは彼をすでに助けているのですね。
しかし、今のままでは彼は苦しいままです。
あなたが彼の良さをどんどん伝えてあげましょう。
あなたはもちろん、彼を慕っている人の存在や言葉を伝えてあげましょう。
職場で彼の存在がどれほど価値があるのかを伝えてあげましょう。
そのことで、彼は少しずつ自信を取り戻していけます。
そして、あなたが彼を役に立たせてあげてください。
これ以上彼に負担をかけたくないと思わず、頼りにし、手伝ってもらい、時に甘えて。
そして彼と一緒にいることを喜んであげてください。
あなたの笑顔で、彼は自分が役に立てていると感じられ、自分の価値に気づくことができます。
これが彼を助けるための大きなカギになります。
(完)