駆け寄る!〜価値ある存在であることの証明〜

こんにちは、カウンセリングサービスの山田耕治です。
今日のビジネス心理学は、お客様をはじめとして、私たちの周りの人々へのアプローチについて、新な提案をしたいなと思います。

□始発の新幹線の改札での出来事

私は昔から朝が得意で、最近のお気に入りは、朝6時の品川始発の東海道新幹線です。
出張の時、時間に余裕があっても、あえて、その朝一番列車に乗ることがあります。

先日、その6時の始発新幹線に乗るための在来線から新幹線に乗り換える改札で出来事は起こりました。
スマホのSuicaと新幹線のEXカードの連携で、どうしても有人改札の通過が必要なんです。
そのために、スマホからカードを取り出し、有人改札に近づいていた時のことです。
駅員さんの一人が、私に駆け寄って来てくれたのです。
その距離、3mぐらいでしょうか。
パソコンと書類で膨れた重たそうなカバンを持ち、もう片方でスマホのEXカードを差し出すところでした。
手を差しのべて、スマホとカードを受け取り、急いで機器に戻り、スマートに手続きを進めてくれました。
まだまどろんでいた私は、予期せぬ駅員さんの『駆け寄り』に目が覚めました。
私は駆け寄ってもらえて、なんだか、とてもうれしかったです。

□自分の価値を感じられない潜在的な心

こんなに反応して喜んでいるということは、私の心の状態は、どうだったのでしょうか。
心の中に、どこか自分の価値を感じられなくなっていたところがあったように思うのです。
日々の忙しさの中で、日々のプレッシャーの中で、充分に感じられる状況ではなかったように思います。
そもそもそんなに忙しくしている時点で自分の価値を見出だせていないということかもしれません。
そんな状態のことを私たちは「無価値感」が強くなっていると言ったりします。
だから、駅員さんに駆け寄ってもらうことで、あなたは大事な人ですよ、って、自身の価値を、改めて、見出だしてもらえたように感じたように思うのです。
それで、心が喜んだのだと思うのです。

□あなたの中の潜在的な意識

あなたの中にもありませんか?
どこか自分に価値を見つけられない、「無価値感」。
その感覚が強ければ強いほど、がんばらないといけないとか、せめて、これぐらいが自分にできることだと思って、黙々と日々を過ごしているかもしれません。

ちょっと想像してみてほしいなと思います。

そんな、「無価値感」の強い、みなさんのところに、ずっとずっと、会いたかったと、息を切らして、駆け寄ってくる人がいます。
あなたの中にある、その無価値感、めっちゃ驚くと思いませんか?混乱すると思いませんか?

え、わたし?ほんと?
会いたいと思ってもらえるほどの自分なの?

そう、あなた。
あなたに会いたかった。

そうなんだ、うれしい!

その『駆け寄り』は無価値感を崩壊し、あなたが、価値あることの証明になるわけです。

あなたには価値がある!

その「無価値感」の崩壊が、気分の良さだったり、喜びだったりするのだと、私は、改めて、実感しました。

□『駆け寄る』ことのあなたの選択

みなさんは、今、
目の前にいるお客様、
一緒に働いている上司・同僚、
それから家族、恋人、友人自分に関わる大切な人々に、どんなアプローチをしているでしょうか?

待っていますか?
歩み寄っていますか?
駆け寄っていますか?

あなたも、あの日の駅員さんのように、誰かに『駆け寄る』番ではないでしょうか?
待つのではなく、歩み寄るのではなく、『駆け寄る』ことを選択する。
誰かに、あなたが『駆け寄る』ことは、あなたには価値があるんですよ、と身をもって、分かりやすく証明することだと思います。
お仕事において、相手に『駆け寄る』ことは、とても分かりやすい姿勢だと思います。
みなさんのお客様のことを思ってみてほしいなと思います。
その人に『駆け寄る』とはどんなことだろう、と具体策を想像してみてほしいなと思います。

私はその日以来、お客様に、もっと明るく、もっと楽しく仕事を一緒に取り組みましょうという姿勢にギアチェンジ!しました。
よかったら、私と一緒に、『駆け寄る』プロジェクト=「無価値感」の崩壊させるプロジェクトで、進めて行きませんか?

無価値感の世界を喜びいっぱいの世界にチェンジさせるのは、あなたです!
山田の土日のカウンセリング、お待ちしています。

今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1967年広島県呉市生まれ。早稲田大学法学部卒。家族は妻と小学生の息子3人。 恋愛、婚活、夫婦、家族、職場等、対人関係全般が得意。 臨月で子を亡くした喪失体験が人生に大きく影響し、18年勤めた会社を退職、心理学を学び直し2010年プロカウンセラーに。現在はサラリーマンとのWワークを推進中。