コロナ禍とともに始まった2020年もあと2ヶ月。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
多くの人が自分の中にある、楽観と恐怖、孤独や責任、不安と安心に気持ちが揺れ動くのを感じながら、ステイホームの時期を過ごされてきたのではないかと思います。
私もまた、気持ちが揺れるのを内側で観察しながら、ときには情報に一喜一憂している自分に気づいたり、結局、今の自分にできることは、私自身の日常やこの瞬間、瞬間の積み重ねでしかないことに気づいたり、自分が大切にしていきたいことを改めて確認しながら、この時を過ごしてきました。
自分が世界をどう捉えているのか?
私にできることはなにか?
私が大切にしたいことはなにか?
コロナをきっかけに、世界中で大きな見直しが進む中、私たち一人ひとりがこうして生かされていることに感謝して、新しい時代への生きるチカラにしていけたらいいですよね。
***
コロナがあったからこそ、つながったご縁
ステイホームを経て、この夏、我が家の外装のリフォームを行いました。
もし、通常モードで生活していたら、特に修繕するような緊急性がなく、費用もかかるこのような決断はしなかったと思います。
リフォーム会社からの最初のオファーは、実は2年前でした。
当時の私は、自分の経営していた会社をたたむ決断をしたばかりで、資金も予定していなかったですし、自分の未来のことですら検討もつかない時期だったので、即答でお断りしていたのです。
その2年後の今年初めに、ひょっこり、その時と同じ営業マンが我が家を訪ねてきました。
しかも、前回の提案よりも、さらにバージョンアップしたありがたい内容で、ちょっとだけ気持ちが動いている私がいました。
最初にこの提案を受けたときから、住み始めて30年以上も経つのに、一度も屋根や外装は修繕をしたことがなかったのが気にはなっていたのです。
「今やっておくことは、損か得か?」
最初の発想なんて、その程度だったのですが、それなりの大きな費用を動かすとなると本気で考えるようになりますよね(笑)
自分の価値観やお金の使い方、ライフプランの検討や計画など、改めて全般的に見つめ直しました。
そして、この夏、ちょうど自分が50歳になることと、父の命日とが重なる節目のような時期でもあったことから、自分なりの意味と意義をかき集め「アニバーサリー・プロジェクト」として実施することにしました。
「コロナで仕事が止まっていたから、(仕事がもらえて)よかった!」
「綺麗になってよかったね!」
「これでしばらく安心だよね」
「新しくなると気持ちがいいよね~」
ご近所さんをはじめ、たくさんの方がお声をかけてくれました。
思いの外、今年は帰省できなかった子どもたちも喜んでくれて、「思い切ってやってよかったな」と思っています。
知らぬ間に自分の中で大きく育ち発芽した幸せと喜びと希望の種。
その種は、2年も前にリフォーム会社の営業マンが、こっそり私の中に蒔いたものでした(笑)
***
世の中で、なにがあってもなくても、私たち一人ひとりが、もっとシンプルにスマートに、喜びや幸せや希望を生み出すことを意図して、生きることができたなら、恐怖の代わりに幸せの種を誰かに届けてあげることもできるのかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪