こんにちは、カウンセリングサービスの山田耕治です。
いつもビジネスメルマガ読んでいただき、ありがとうございます。
さて、今日は突然、質問からさせてください。
みなさん、リスクとはなんでしょうか?
リスクヘッジするとよく私たちが使うように、「リスクとは危険である、以上。」、リスクを危険のみと、捉えている私たちがいませんか。
私がお仕事で読んでいるファイナンスの本のなかにハッとする学びがあったので、ここから始めたいと思います。
そこには「リスクは不確実性」とありました。
リスクは危険だけではない、というところにまずハッとしたのです。
リスク=危険のみという、懲りた固まった捉え方をしていると、危険を回避するためにリスクを取りたくない、そんな思いがどうしても先に来てしまうことになると思います。
間違わないように、慎重に、安全に、怖い思いもしないように。
私にも少からずそういうところがありました。
それだけでは、面白くないですよね。楽しくないですよね。
そのような捉え方を突き詰めていくとどうなるでしょう。
危険を回避するに有効な策は、何か?
それは何もしないことになり、動けないということにもなるように思います。
お仕事でも、ここ一歩を踏み出さないといけないような場面がたくさんあると思います。
その一歩を踏み出すためにが、今日のテーマです。
リスク=危険、そこには私たちそれぞれに培ってきた過去の経験があり、様々なマイナスの思いが詰まっているように思います。
心が、リスク=危険という考え方と癒着し、心の癖になっているのです。
それではどうしても一歩踏み出すことが難しいと思います。
もう一つ大切な視点があります。
過去の自身のやってきたことを危険とのみ、もしくは大きく危険と、心が捉えていることは、もったいないと私は思うのです。
これまでやってきたこと、今やっていること、そこには必ず可能性を秘めているからです。
危険と懸命に向き合ってきたその中にこそ、可能性があり、その可能性にこそ、光を当てることが求められているように思うからです。
カウンセリングや心理学を学ぶことは、そのような心の癖と対峙し、新たにリスクを取る、一歩を踏み出すためにあるとおもうのです。
そのようなプロセスの中で、自らの可能性を見いだし、心でしっかり獲得する、そんなふうにも思います。
ということで、今日は、心の癖と対峙するために、リスクをきちんと、頭で考察、整理したいと思ったわけです。
リスクを「危険」とのみ捉えるのではなく、改めて『危機』という言葉として捉え、それをもう一度、危と機に、『危険』と『機会』という言葉に分けてみると整理が進むように思います。
さらに、危険と機会の関係について、以下の①と②のように、or と⇒の2つにさらに分けてみます。
ここにある機会とは、オポチュニティ、可能性です。
ですから、ここには、もちろん素晴らしい可能性も入っているのです。
①リスク=危機=危険or機会
②リスク=危機=危険⇒機会
まず①は、リスクは危険だけではなく、様々な可能性、その可能性には、素晴らしい可能性という不確実性もあるということになります。
リスクという言葉を目の前にして、自分の素晴らしい可能性もしっかり見てあげようという姿勢となります。
えいっ!
リスクは危険だけじゃないんだ!
リスクには素晴らしい可能性もあるんだ!
そんな感じです。
では②です。
先程はリスク=危機=危険もしくは機会と書きましたが、リスク=危機=危険⇒機会(素晴らしい可能性)と、危険を経験することで、次に可能性が与えられる。
あえて、危険と捉えても、そこからの学びが必ずあるということになります。
上記を解りやすく表した諺を二つ。
虎穴に入らずんば虎子を得ず
危ないところに登らねば熟柿は食えぬ
リスク⇒機会(素晴らしい可能性)と、なっていますよね。
リスクを取ること、経験することが、必ずなにかの機会につながる。
リスクを取ることで素晴らしい可能性や素晴らしい成功に繋げていく。
ここでとても忘れてはならない、大事な、いや重大なポイントがあることをお伝えさせて下さい!
上記二つの諺に対比する以下の諺がストレートに表してくれています。
命あっての物種(ものだね)、です。
つまり、再起不能になってしまうようなリスクは取ってはならない、それはいかん!ということです。
時に私達はなげやりな自暴自棄な態度をしてしましますよね。
私にも覚えがあります。
①を基本に②の捉え方も入れていくとで、危険に対する恐れが少なくなるように思います。
このリスクに対する心理的捉え方の変更は、これからの可能性だけでなく、過去の経験自体も、リスクを取ってきた自分があり、そこにも可能性が秘めているということにも繋がります。
大きなギフトがもれなくついてくるのです。
これまで心の癖を打ち破り、現在、過去、未来に、リスクを取ってきた自分、リスクを取っている自分、をみてみませんか。
過去に、自らの可能性を再発見し、現在に、自らの取り組んでいることの可能性を再認識し、未来に、自らの輝かしい未来の可能性を映し出す。
一歩踏み出す準備をしていきましょう。
最近、20代後半から30代のビジネスパーソンのカウンセリング、特に、部下の方やチームを持つ方のカウンセリングが増えてきたと思います。
コロナ禍の変化も影響あると思いますが、お仕事に加え、家族、パートナシップ、いろいろあって当然です。
一歩を踏み出す、サポートさせていただきます。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。