親の愛を求めるインナーチャイルド
●パートナーに異性の魅力を感じられない
C子さんは悩みがありました。
それは夫を男性として見れないという悩みでした。
夫のことを大切に思うし、大事な人だし、これからもずっと一緒にいたいと思っていました。
この人と家族になって良かったと思っています。
しかし、家族としての面では大切と思うのですが、セクシャルな視点で夫に男の魅力を感じられませんでした。
その為、夫とセクシャルなムードになるのは苦手でした。
夫からのお誘いには避けたくなるC子さんがいました。
そして避けてしまうことに罪悪感を感じていました。
そして、女としての部分はC子さんは満たされないので、他の男性が気になってしまうことも・・・。
C子さんは、夫のことを男性として見られないことに罪悪感を感じて苦しんでいました。
また、お誘いを避ける罪悪感も苦しんでいました。
他の男性が気になってしまうことへの罪悪感も苦しく思っていました。
3重の罪悪感に苦しんでいました。
●さみしかった子どもの頃
罪悪感が3重になっているってつらそうですね。
罪悪感を感じるパートナーシップから解放されていくべくカウンセリングをスタートしていきました。
すると、子どものころの経験で作った癒えていない感情が、夫のことを男性として見れない現象に影響していることがわかってきました。
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C子さんはご両親との心の距離は遠いという感覚でした。
お父様とお母様は共に仕事に忙しくC子さんと関わる時間は少なかったそうです。
ご飯も与えてくれたし、
衣服も与えてくれたし、
学校も行かせてくれたし、
欲しいものも買ってはくれていたのですが、
親子の心の交流は、C子さん的には満足いくものではありませんでした。
C子さんは寂しかったそうです。
もっと一緒に話したかったし、もっと自分に関心をもって欲しかったそうです。
子どもの頃の状況を話していく内に、C子さんの目から涙がポロ、ポロっと落ちてきました。
涙がでるくらい当時の寂しかった気持ちが残っていたことにC子さん自身もびっくりしました。
ご本人も癒えていない子どもの時の気持ちが、まだ残っていたことに気づいていなかったのです。
●夫に親を重ねていた
子どもの頃の寂しかった思いが、まだ癒えきっていませんでした。
C子さんの心の中に、寂しくて親の愛情を求めているインナーチャイルドがいたのです。
すると、寂しくて親の愛情を求めているインナーチャイルドがいたので、パートナーに親を投影(心の内のことを外の世界にかせねてみていること)していました。
親との関係で満たされなかった思いを夫の関係で満たそうとする心の動きが働いていました。
その為、意識レベルでは夫として認識しているのですが、心の深いところではパートナーに親を重ねて接していたのです。
だから、家族として夫に接する分には満たされていたのですが、
心の深いところでパートナーのことを親として見ているので、セクシャルな魅力を夫に感じられない現象が起きていたのです!
C子さんは心に残っていた、寂しかった思いをカウンセリングで話して外に流していきました。
セラピー(心理療法)では、寂しかった子どもの頃の自分(インナーチャイルド)をイメージをして、寂しい思いを抱えているインナーチャイルドを抱きしめたり、優しい言葉をかけたりしていきました。
そしてたくさん泣いて、心に残っていた感情を外に流していきました。
何度も、寂しい思いを抱えているインナーチャイルドを癒やしていきました。
すると、徐々に夫のことを男性としても意識できるようになりました。
男性として魅力を感じるようになったので夫からのお誘いを避けたくなる気持ちも消えていき、他の男性が気になることも消えていきました。
3重の罪悪感から解放されたのです!
●子どもの頃のさみしさ、悲しさ、不安は残っていませんか?
これはC子さんの物語なのですが、カウンセリングでは子どものころの寂しかった気持ちや、悲しかった気持ち、不安だった気持ちなどが、大人になっても癒えきっておらず心に残っていて、それが恋愛や、夫婦関係に影響を及ぼしていたことがわかるケースが多々あります。
あなたの心の中には、
子どもの頃のさみしかった思いは、まだ残っていませんか?
悲しかった思いは、まだ残っていませんか?
不安だった思いは、まだ残っていませんか?
その残っている寂しさや、悲しさや、不安な思いは、あなたの恋愛や夫婦関係に何らかの影響を及ぼしていませんか?
もし、まだ癒えきれていない気持ちが残っていることに気づいた方は、その気持ちを誰かに話してみられるのをオススメしたいです。
お話をして、残っている気持ちを外に流していけるとインナーチャイルドは癒やされていきますから。
この記事が、あなたがパートナーシップ(恋愛や夫婦関係)で、より幸せになる為の何かのヒントや、インスピレーションになれれば幸いです。
(続)