僕は君の苦しみになっている?
●彼のことで困っています!
クライアントさんから
「私の彼は困ったちゃんなんです。もちろん良いところがあるからお付き合いをしているんだけど、楽な付き合いをさせてくれないんですよね」
というようなご相談をお聞きすることがあります。
そんな恋愛が少しでも楽に、上手くいくように何かのヒントになればと思い、心理学講座のテーマを「困ったちゃん男子との付き合い方」をテーマに4週連続記事を書こうと思います。
第2回目の困ったちゃん男子のタイプは「消えようとする男」をテーマに書いてみたいと思います。
●消えようとする男
「彼はハードワーカーで仕事の都合であまり会えないことが多いお付き合いです。
そんな彼から、仕事が忙しくて、あまり会うこともできないから別れようとメールが来たんです。
彼が仕事が忙しくてあまり会えないは、付き合い当初から知っていて、その上で付き合ったので、それに不満を言ったことはないです。
だから、なぜ今更、仕事が忙しくて、あまり会うこともできないから別れようと言い出すのかが謎で・・・。
このメールがくる前のデートでも良い雰囲気だったし、メールやLINEのやりでも仲良くしていたので、急な別れ話がでてきてビックリしています。
私に何か良くないところがあって、彼は私のこと嫌いになっちゃったんですかね?」
というようなお話をお聞きすることがあります。
このお話の方の立場からすると、仲良くしていたのに急に別れ話がでてきたらビックリしますよね?
何が起きたの?
私に何か落ち度があったのかなぁ?
などの気持ちになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ、このようなことが起きたのか?
それは、その人その人で別れようと思った理由は違ってくるでしょう。
人それぞれ理由は違うのですが、
自分(彼側)が彼女の幸せになれていないと思い込み、だから彼女の人生から消えたほうが良いという発想をして別れ話を切り出す男性がいます。
このタイプの男性は自分のことを良く思っていません。
自分は彼女の害になる存在だ
自分は彼女の迷惑になっている存在だ
自分は負担になる存在だ
自分は人を傷つける存在だ
などのように、自分のことを悪く思っていたりします。
すると、
この自分のことを良く思っていない心理から、
彼女の人生から消えようとする発想を生まれてしまうことがあります。
●愛する人にマイナスの影響を与えたくない
私たちは、愛する人のことを幸せにしたいと思います。
逆に、愛する人を不幸にしたいとは思いません。
あなたは、
愛する人の人生に、
悲しい思い、さみしい思い、つらい思い、みじめな思いを、負担がかかる体験、傷つく体験をできるだけ作ってあげたい!と思いますか?
たぶん思いませんよね?
そのような思いや、体験はできるだけさせたくありません。
でも、
自分は彼女の害になる存在だ
自分は彼女の迷惑になっている存在だ
自分は負担になる存在だ
自分は人を傷つける存在だ
などのように、
自分のことを悪く思っていると、
自分が愛する人の人生に、悲しい思い、さみしい思い、つらい思い、みじめな思いを、負担がかかる体験、傷つく体験を作ってしまうんじゃないか!というような発想がでてきがちになります。
すると、
愛する人に、そのような思いをさせないように、その人の人生から消えようとする発想がでてくるのです。
言い方を変えると
自分が消えることで彼女な人生にマイナスな影響を与えないようにする愛し方とも言えます。
この記事を読んでくださっていて、
これはもしかしたら昔つきあった別れた彼氏のこともかもしれない!
と思われた方は、
私が良くなかったから彼は私と付き合うのが嫌になって私と別れたんだというような自分のことを否定するような解釈ではなく(もし、そのような解釈を今までしていたのであれば)、離れることで私の人生のプラスになろうとした彼なりの愛し方だったのかもしれないと解釈しなおしてみたほうが、失恋の傷の回復が、もしかしたら早くなるかもしれません。
●あなたは私にとって喜びの存在であり、私にとって光の存在である
彼の言動に裏にある心理をポジティブにみれば、自分が消えることで彼女の人生にマイナスの影響を与えないようにする愛し方をと言えるのですが、それは彼女側が望んでいるものかは別の話になります。
彼女側は、そんなことは全く望んでなかったりします。
それどころかマイナスの影響を受けているとさえ思ってなかったりすることもあります。
彼が勝手に、そう思い込み、消えようとするのです。
その場合は、彼女としては困りますね。
しかも、付き合っている間に何度もそんなことがあるとホントお困りになると思います。
なるべく彼には、自分が消えようとする発想はしてもらいたくないものですね。
このタイプの男性は、自分のことを良い存在とは思っていないところから、彼女の人生にマイナスになるから消えよう、離れようとする発想が生まれるわけですから、そうじゃないよということを彼にわからしてあげることができると、このような発想が生まれなくなります。
「あなたは私の人生に喜びをもたらしてくれている。ありがとう」
「あなたは私にとって楽しみや喜びなど与えてくれる。私の人生にとって光のような存在だ」
「あなたと一緒に入れて、私の人生は良くなっている」
などなど、
あなたは私の人生にプラスのものを与えてくれている存在ですというメッセージを常々伝えてあげてみるといいかもしれません。
自分のことを良い存在とは思っていないのは彼の問題なので、
あなたは私の人生にプラスのものを与えてくれている存在ですというメッセージを伝えたからといって、必ずしも彼が自分が自分のことを良く思い直すかというと、“必ず”とは言えないかもしれません。
しかし、あなたの言葉は、彼が自分のことを肯定できる助けになると思います。
自分が消える愛し方をする彼とお付き合いで、お困りの方は、彼が自分のことを良く思えるようになり、あなたのことを振りまわす言動が少なくなっていくといいですね。
1.決めない男〜三角関係を続ける男とのお付き合い〜
2.消えるようとする男〜あなたは私にとって喜びの存在です〜
3.謝れない男〜罪悪感を感じたくない男との付き合い方〜
4.嫉妬をする男〜自分に自信がない男との付き合い方〜