自分の愛し方と相手の望む愛し方
こんばんは。
神戸メンタルサービスの平です。
“自分中心の恋愛”をしてしまうために、失恋してしまう‥‥。
このケースは意外と多いようです。
このタイプの人がよく言うのが、「私はいいの。世界でだれよりも彼を愛しているのだから」というフレーズです。
たしかに、それは事実かもしれませんが、世界でいちばん彼のことを愛しているからといって、なんでもしていいというわけではないのです。
それより大切なのは、彼の立場に立ってみて、あなたがすること、言うことを、彼がどう思うか、感じるかをイメージしてみることです。
恋愛に関するカウンセリングでは、「彼に新しい女ができたようだ」という相談をよく受けます。
そして、先ほどの、「私はだれよりも彼のことを愛していたのに‥‥」となるわけですが、でも、新しい女ができたということは、彼はあなたに×をつけたということではないでしょうか?
この×の理由を知り、○に変えていけないかぎり、彼との恋愛はまったくうまくいかないわけです。
ところが、そのとき、「いいの。私はだれよりも彼を愛しているのだから‥‥」ですませてしまおうとする人がいます。
それでは、彼はさらなる×をあなたにつけるだけです。
深層心理を見てみると、人は自分のやり方や愛し方に自信がないときほど、「こんなに愛しているのだから、私の愛し方が間違っているはずがない」と思い込もうとしたり、彼の意見もだれの意見も聞かなくなったりするものです。
そのため、こういうタイプの女性は、私たちカウンセラーの意見にもなかなか耳を傾けてくれません。
「愛し方を変えてみませんか?」と提案しても、「こんなに愛しているのだから、その必要はない」と答えられることが多いのです。
でも、ほんとうは、いろいろな愛し方があります。
もちろん、彼が望む愛し方というのもあるわけです。
「彼を一人にしてあげるほど、彼のことを愛していますか?」私はよくクライアントさんにこんな質問をします。
男性はたまに一人になりたいときもあるものです。
どんな愛し方がいいのか、彼に聞くことも必要なのかもしれませんね。
では、来週の恋愛心理学もお楽しみに!!