カウンセリングサービスの高塚早苗です。
子育てをされている方が少しでも心が軽く楽な気持ちになる、そのようなブログを書いていきたいと思っております。
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私は現在24歳と22歳の娘がいます。
二人の子供の成長を見ると私のお腹に宿ってから出産して、その後の過程から現在に至るまで同じように成長はしていません。
こうも二人で違うものかと思うと、どうしていったら良いのか分からなくなる気持ちが出てきて戸惑う時が未だにあります。
子供の成長に一喜一憂してしまって悩んだ時の対処法と、子育てをしていくうえでの罪悪感についてお伝えしたいと思います。
■子供の成長の仕方は千差万別
親にとって子供の成長は楽しみでもあり、悩みの種でもあると思います。
自分のお腹に宿った時から楽しみと同時に悩みが始まり五体満足で生まれてきてくれるだろうか?という思いから、生まれたら生まれたで首が座るのはいつだろうかetc
その時々で悩みはつきものだと思います。
私の例ですと上の子の妊娠直後、切迫流産で2か月ほど入院となり、予定日よりも3週間も早く出産しました。
下の子の妊娠中は順調でしたが、出産は予定日よりも2週間以上遅れました。
しかも上の子よりも出生時の体重は600グラムも大きかったし髪の毛も黒々としていました。
上の子は3~4時間おきに泣き出すので、そのたびにおむつのチェックや授乳をしていましたが、下の子は夜ぐっすりと寝てくれるタイプでした。
まずは、我が子であっても成長の仕方は違うものと思っていただけたらと思います。
■悩みは遠慮せずに相談していい
下の子が最初に話した言葉は「抱っこ」だった記憶があります。
「言葉を言っている」そう思うと親としては嬉しい気持ちになりますよね。
しかしその後、話す語彙が全く増えませんでした。
下の子は3年保育で入園したのですが、入園当時自分の名前すらいえない状態でした。
入園してほどなくすると下の子の担任の先生からお電話がありました。
「少し話す事が遅いようなので、専門家に見てもらってはどうか」
そのような内容のお電話でした。
何をどうしたら良いのか途方に暮れそうになりましたが、まずは専門家に相談してみようと思い住んでいる市の保健センターに相談し、その他の市の保健センターにも何カ所か相談してみました。
ある保健センターに電話した時に
「まだ3歳でしょう。成長が遅いだけかもしれませんね。少し様子をみてもいいかもしれませんよ」
と言ってくれた保健師さんがいました。
私は物凄い安心と共に救われた思いになりました。
貴方が納得できる答えや思いを感じるまで相談する事は、躊躇すべき事ではないと私は思います。
こんな事くらいでと思いついつい後回しにしている案件でも、誰かに聞いてもらうだけでも貴方の心の安心につながるのではないでしょうか?
こんな事くらいでと自分の思いを心の奥に閉じ込めてしまっても、貴方の閉じ込めた思いは募ってしまうだけでなくなることはないものです。
家族・ママ友など誰でもよいですし、誰も話を聞いてくれる人がいない・見当たらない場合カウンセリングを使ってもよいと思います。
■比較の罠にはまらない
子供が成長するにつれ社会との関わり合いが増えていきます。
公園デビューから始まりどんどん子供と親だけの世界から、他者との関わり合いが増えていきます。
その度に否応なしに自分の子供の不出来が見えてくると思います。
上の子は〇歳には出来ていたのに下の子はまだ出来ないとか、〇〇さんのところの子供は勉強が出来るとか、スポーツに長けているとかどんどん比較していきがちです。
隣の芝生は青く見えるといいますが、よその子供がよりよく見えて苦しくなる事が出てきたりもします。
誰かと比較して一喜一憂してしまう事は人間ですからあるものです。
ですが、比較の罠にはまってしまうと苦しみにつながっていく事になりかねません。
周りと比較してしまう事に終わりはないのです。
もし貴方が子育てをしていて漠然とした苦しみがあるのなら、比較の罠にはまっていないか、子供の出来ていない事ばかりに意識が向いていなのか振り返ってみてくださいね。
なによりも、その子なりの成長に目を向けていく事が大切です。
そして自分自身の事も振り返ってみてくださいね。
命がけで出産し、子供を育てている貴方は素晴らしい存在なのです!
■罪悪感があったとしても深刻になりすぎない
罪悪感という心理学用語があります。
「ごめんさい」「申し訳ない」という気持ちで、罪を犯した思い悪い事をした思いになる事を意味します。
罪悪感は2種類あって、してしまった事もしくはしなかった事に対する「ごめんなさい」があります。
「叱りすぎてごめんなさい」は、してしまった罪悪感。
子供が困っているのに何も出来ない時の「ごめんなさい」はしなかった罪悪感。
子供に関する問題や悩みが起きた時、子供に対して「ごめんなさい」という思いになってしまう時あると思います。
「ママが不甲斐ないから問題が起きたのよね」
「こんなママでごめんなさい」
などと自分を責めてしまう方多いように思います。
ママだって一人の人間ですから、上手に子供を愛せない時はあるものです。
何故なら人間は不完全な存在で、完璧な存在ではないからです。
子供に対して「ごめんなさい」と思う事が悪いわけではありませんが、過度に思い過ぎない事は凄く大切な事です。
貴方が「ごめんさい」と思いすぎると子供としては「自分が悪い子」だからママやパパが悲しんでいるのかもなんて思いになってしまいます。
子供としてはママやパパが笑っている姿を見られるだけで幸せなのです。
貴方も子供が笑ってくれているだけで幸せではありませんか?
無理していつも笑う必要はないと思いますが、罪悪感にはまりすぎないように心掛けはした方がいいかなと思います。
「ごめんなさい」と思ったとしても深刻になりすぎない事、深刻になりすぎない策として誰かに自分の思いを話す、もしくは自分の時間を一分でもいいので確保してリラックスするように意識してはどうでしょうか?
子供が寝ている時間を活用してもよいですし、子供を見てくれる人がいるのなら一人で少し散歩をしてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに私は、夫が早く帰ってきた時に、一人で入るお風呂がリラックスできる事の一つでした。
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子育の成長は千差万別でどうする事が良かったかなんて正解がないのが子育てです。
〇歳の子供がいて〇歳のママがいる・パパがいる、そして共に成長していくだけではないでしょうか?
少しでも貴方の心が軽くなります事をお祈りしております。
最後までお読みくださいましてありがとうございました!
来週3月4日(金)は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみ