子育てをしていくうえで、パートナーと自分の考え方の違いで喧嘩になる方多いのではないでしょうか?
もしくはパートナーの両親などと同居している場合、考え方が違いお悩みになる方もいるかもしれません。
時代の流れもありますし、育った環境もありますのでどの考え方がいいとか悪いわけではないのですが、もやもやする気持ちになり疲弊してしまっては、余裕を持って子育て出来ないですよね。
子育てに関して考え方の違いに、どのように対応していったらよいかお伝えしたいと思います。
■子育ての違いを受け入れる事
▪人は自分が育てられたように、自分の子供を育てるものです
何故なら、人は教えてもらった事や体験した事しかわからないからです。
人が初めて体験する人間関係は家族との関わりです。
家族間で感じる、体験する、学ぶ事が人間関係のルーツです。
そして、自分が育てられ躾けられた事が普通の当たり前となります。
ですので、違う環境で育った事で、子育てに違う意見になる事は至極当たり前の事です。
▪ママとパパの深層心理
子供と接する事が多いママとしては、挨拶やお行儀、食べ物の好き嫌い、保育園や幼稚園のこと、テレビの見せ方、おやつの与え方などどうしても「自分がきちんとしつけなければ」というプレッシャーを感じてしまっているかもしれません。
パパは、普段から仕事で子どもと過ごす時間が少ない分、子どもにねだられるようなことがあれば、つい甘くなってしまうのかもしれません。
▪違う意見である事が悪いのではない
違う意見である是非を問わない事は大事な事です。
違いがあるのならどうすべきか話をして、オリジナルの子育てをしていけばいいのですが、そこが難しい事かもしれません。
家族で子育てに対する考え方を普段から話合いをする事を習慣化していくようにしていけるといいですよね。
特に幼少期の頃は、家族の意見が違い過ぎると、子供は混乱しがちですので、家族のコミュニケーションはとても大切です。
■子育ての違いを受け入れる為にどうすべきか?
▪お互いの育った環境の違いを理解する
厳格な家庭で育った場合と寛容な家庭で育った場合では、挨拶一つにしても考え方は全く違うものですよね。
そして厳格な家庭で育った方などは極端な場合家族間であっても敬語で話す事もあるでしょうし、寛容な家庭で育った方などは、両親を呼ぶ時に名前で呼んだりするかもしれません。
大事な事はどちらが正しくてどちらが間違っていると判断しない事です。
▪期待するのではなく理解する
家族であっても違う人格です。
ですから子供に期待するポイントが違って当然の事です。
親としては、自分が苦労した事や出来なかった事に関して後悔する気持ちから、自分が求めて得られなかった生き方を子供に期待してしまうものです。
しかしながらそれは貴方が得られなかった生き方であって、子供が望んでいる生き方とは限らないのです。
ですから、家族で子供に対して考え方が違う場合それは自分自身や家族が望んでいる生き方かもしれないので、その時には自分や家族の望んだ生き方を受け入れていく気持ちを持つと、トラブルになる事は少なくなります。
先日我が家の子供が大学卒業後、フリーランスで仕事をすると言った時、陰で夫が私に子供の文句を言っていました。
夫の意見としては就職して我慢して頑張って社会経験を積むものではないかと言っていたのです。
よくよく夫の話を聞いていくと、自由に働けるフリーランスの仕事が羨ましいと話していました(笑)
まずは相手の意見や気持ちを受け入れて頭ごなしに反論するとかスルーするのではなく、もしかしたら〇〇な気持ちがあるのかもと思って話を聞くと喧嘩になりにくいかもしれません。
私は夫が我慢して・頑張って仕事をしているかもという気持ちで話を聞いていったら「羨ましい」とい気持ちを言ってくれました。
*気持を受け入れる事と、相手の言う事を聞いて実行する事は違いますからご注意くださいね。
家族でのコミュニケーションは近しい間柄なので、めげずに続けていく事を目指していけるといいですね。
貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。
来週9月30日(金)は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。