こんにちは、カウンセリングサービスの山田耕治です。
いつもビジネス心理学を読んでいただきありがとうございます。
先日、マーベリック、見てきました。
もちろん、トム・クルーズ、トップガンです。
めちゃ良かったです。
純粋に面白かったし、自身、「もうちょっと、がんばってみよう」、と思えたのです。
何度も見に行く人がいるのもわかるというか、はい、実は、私も、三男を連れて、もう一度見に行きました。笑笑
劇場で同じ映画を二度見たのは初めてです。
さらに、もう一度、今度は4DXで見たいと思っいるぐらいです。
ということで、今回のビジネス心理学は、私が「もうちょっと、がんばってみよう」と思えたことを題材にしました。
停滞している自分
やる気が出ない自分
がんばれない自分
みなさんもありますよね。
そんな自分が登場した時、私たちの心はどんな状態であり、心にはどんな取り組みが必要なのでしょう。
では、行きましょう。
前作のトップガン公開は1986年。
当時、私は19歳の学生で、お付き合いしていた彼女と渋谷の映画館に見に行きました。
今回のマーベリック、続編までに、実に36年の年月が流れています。
いきなり、オープニングの曲から心が揺さぶられました。
懐かしい旋律。
時が巻き戻されていきます。
鐘の音が響きます。
一段一段と、心の深いところに誘ってくれるようでした。
そして、そのまま、心の防波堤のない、無防備でとても柔らかい所まで降りていきます。
そこで、ふたたび、大きく響き渡る鐘の音とTOP GUNの文字。
このオープニング、それだけで涙がわいてくる人々がいること、わかります。
そこには、いつもは意識していない私たちが生きてきた時間の経過がある。
なんせ36年ですからね。
その時々にいた自分がいる。
その時の思いがある。
そこに置き忘れていた思いがある。
いろいろあったけど、ここまでやってきたなあ、そんな『これまでの人生への肯定』する思いが沸き上がってくるような気がするのです。
努力、トレーニング
喜び、悲しみ、悔しさ
栄光、苦悩、失敗、挫折
出会い、別れ
理解、誤解
自責の念
誇り
仕事
組織
ライバル
恋愛
家族
友人
仲間
特にトム・クルーズの世代である、ともに時代を生きてきた私達50代の人々にとっては、人生が重なったんだと思います。
そのことで、どこか、これまでの自身を肯定できたように思うのです。
曲が流れていく中で、生きてきたこれまでの時間が自分の思いとともに浄化されていくようにも思えました。
ということで、私たちの「もうちょっと、がんばってみよう」のためには、まず、この『これまでの自分への肯定』が大事なんだと思います。
『これまでの自分への肯定』それが土台、地盤、ベースになるように思います。
逆に言うと、私たちが、どれだけ、自身を肯定できていないか、どれだけ、自身を否定し、責めているかということだと思うのです。
そのような自身の肯定を何度も何度も進めていくことで、否定や自責ではない、自身の地盤がじわじわと固まってくるのだと思います。
自身の地盤、滑走路が固まれば、そこにはその滑走路から飛躍する、自分が目指すべき世界が広がるわけです。
そこで、もう一つ大事なこと、それが『これからの希望』です。
『これからの希望』、それは、マーベリックであり、トム・クルーズ、そのものだと思います。
まだまだやれるんだ、そんな思いを抱かせてくれるのがマーベリックであり、トム・クルーズ自身でもあると思います。
これまでの経験や叡知を、最大限に仕事の実践に使う。
まだまだ体のトレーニングも継続できる。
まだまだ恋もできる。
まだまだパートナーシップも大事にできる。
マーベリック、そしてトム・クルーズのたくましく生きる姿は、世代を超えて全ての人に生きる希望を見せてくれているようにも思います。
トム・クルーズ、かっこいいなあ!
誰かのようになってみたい!
そんなシンプルな思いだけでも、素晴らしい希望です。
ということで、「もうちょっと、がんばってみよう」のためには、この『これまでの自身の肯定』と『これからの希望』が大切な心理学的重要ポイントであるように思った次第です。
カウンセリングを通じても、ぜひ、みなさんと取り組んでいきたいと思います。
最後に、トップガンマーベリックのもう一つ、大きなテーマは、人と人との繋がり、関係性の再構築でもあります。
恋人、ペニー
かつてのライバル、海軍司令官、アイスマン
軍の仲間たち
自分をわかってくれる人、信頼してくれる人、パートナーや仲間の存在は、私たちの成功にはかかせないものであるということも、明確に伝えてくれています。
実際に、マーベリックも一人だけでは、到底成しえることはできなかったわけであり、そのことは映画を見てもらえば、一目瞭然です。
『これまでの自身の肯定』と『これからの希望』、特に、自身の肯定は一人ではなかなか難しいものです。
私たちとともに、力を合わせて、自身のプロセスを前に進めて行きましょう。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。