こんにちは、カウンセリングサービスの福野てるすけです。
カウンセリングでもお仕事のご相談をよく承ります。
「なんかこのままこの仕事を続けていてもいいのかな?」
「自分が頼りにされていると思えない。」
「職場の人間関係もあまり良いとは言えない気がする。」
「職場の居心地が良くない…」
このようなご相談が多いような気がします。
長くお仕事をされていると誰しも一度は感じたことがあるのではないのでしょうか?
実際にお話しを伺うと、こういったお悩みを持っている方にはある共通点が多い事に気が付きました。
その一つが「自分の才能、自分の得意な事、自分の価値に気が付いていない。」という点です。
そんな話をすると、こんな風に返してくる方も少なくありません。
「わたしには得意な事なんて無いわ。」
わかります、わたしもそうでしたから。
わたしも少し前までは「自分に特技や優れているところなんて無い。」なんて思っていました。
ただ、それなりに歳を重ね、カウンセラーになった今はそうは思いません。
人間、誰しも得意不得意があり、得意な事、才能や価値はみんな持っていると今はわかります。
それらに気が付けていないと自分の世界(社会や会社)での自分の扱い方、立ち振る舞い方がよくわからなくなってしまいます。
するとそんな世界(社会や会社)に不満や不安を感じるようになったりします。
するとその環境が自分に合っていないように思えたりもします。
つまり、自分が職場に適合しているかどうかとか、必要とされているのかな?と悩んだ時はちょっと自分に問いかける必要があります。
「わたしの得意な事ってなんだろう?わたしの価値ってなんだろう?」って。
じゃあ、すぐにそれが見つかるかというとそうではありません。
人生何十年も生きてきた今でさえ自分の得意な事、自分の価値を把握しきれていないのですから。
すると、ここで他人を頼ることが必要となってきます。
自分で自分の良い所を見つけようとすると効率が悪いのです。
自分の至らないところ、悪いところも自分がよ〜く知っていますからそこにまず目が行ってしまいます。
だから他人の目(視点)を使うんです。
あなたにも身に覚えがありませんか?
周りの人の優れているところ、まぶしいところを見つけては自分と比較して落ち込んだりしませんか?
隣の芝生はなんとやらというコトワザもあるくらいです、隣の人のイイ所はすぐ見つかるんです。
あなたの周りの人(友人や職場の人)はあなたの至らないところとか悪いところをあなたほどは知りません。
お友達やカウンセラーに自分の良いところをたくさん見てもらいましょう。
ここまでくると少し自分の中に変化が感じられるかと思います。
「え、周りの人はそんな風に見てくれるんだ。」と気が付いたりします。
でも、たいていの人はこうも思います。
「そうは言ってもな〜」
「わたしが聞いたからそう言ってくれてるだけじゃない?」
これは普通です。みんな自分の価値を受け取るのはとっても苦手なんです。
だから今の状況があるとも言えます。
だからもう一押ししてあげる必要があります。
じゃあ、どうしたらいいのか。
こんどはあなたが周りの人の得意なところ、才能、価値を見つけてあげるといいです。
そしてそれを伝える。
すると全ての人がその言葉を受け入れてくれるかと言うとそうではないでしょう。
「え、急にどうしたのよ、止めてよ。」
「そんな事ないわよ、普通よ普通。」
人によってはちょっと不機嫌になる方も居たりします。
それだけ自分の才能、価値を受け取るのに抵抗を感じることは少なくないんです。
すると気づいて欲しいんです、気づいてくれるはずです。
「この人、あまり自分の得意な事や才能や価値受け取ってくれないな〜」って
「あれ?ひょっとしてわたしもそうだったのかな?そうなのかな?」って
自分のパターンに気が付くと前へ進みやすくなります。
今回のケースでは自分の得意な事、自分の才能、自分の価値を受け取りやすくなります。
これ、最初は自分の仲のいいお友達とかにやってみるといいです。
そして相手の良いところを見つけるのに慣れてくるとこれを職場でもやってあげるといいです。
(最初は少しづつで構いません。)
するとやっぱり以前のあなたのようにその言葉を受け取れない人も居たりします。
でも、自分に関心を持ってもらえる、自分のイイ所に気が付いてくれるのって嬉しいものです。
その言葉自体はすぐに受け取ってくれず謙遜されたとしても、あなたの事を前より好きになってくれたりします。
だって、あなたはその人の良いところ、光の部分に気が付いて、かつそれを伝えてくれる貴重な存在なのですから。
ここまで来ると以前のあなたとは少し考え方、感じ方が変わっているかと思います。
これまでのプロセスで自分の良いところも前よりも受け取ることが出来ているはずですし、職場の方との関係性も良くなっているはずです。
それからでもいいのではないのでしょうか?
深く考える、悩むのは。
よかったら今日のお話を参考にしてみてくださいね。
最後までお読み頂いて
ありがとうございました