天邪鬼になる人にも、素直になれない理由があるのです！！
あなたの周りにもいませんか？天邪鬼な人！！今回は、そんな天邪鬼な人の心理学です。
天邪鬼とは、本心とは逆の行動や言動をとってしまう人のことをいいます。
本心とは、逆の行動や言動をとってしまうが故に、周りの人に本人の気持ちや状況が伝わりづらく、周りの人に理解されづらかったり、周りの人の混乱を招いたりする・・・
そんな感じで状況を拗らせてしまうことが常になっている人、あなたの周りの人にもいませんか？
もしかしたら、あなたが天邪鬼という人もいるかもしれませんね。今日は、そんな天邪鬼の心理学をお届けします。
天邪鬼と言えば、本心とは裏腹に周りの人が右と言えば左といい、白と言えば黒という扱いにくさを感じることも多いですよね。（以降、天邪鬼さんとして、話を進めます。）
コーヒーが好きなのに、紅茶が好きと言ってみたり、
本当は寂しいのに、寂しくないもん！！といってみたり、
欲しいのに、欲しくないと言ってみたり・・・。
その本心とは裏腹の動きは小さいものから大きなものまで多岐に渡ります。
周りの人は、天邪鬼さんが欲しくないって言ったからあげなかったのに、何故か天邪鬼さんが不機嫌になって、周りの人の頭の中は？？？になることあります。
これは、天邪鬼さん本心を周りの人に伝えることが出来ないために起こった混乱した状況なのです。
天邪鬼さんの周りの人は、天邪鬼さんの身近な人は天邪鬼さんの要望を叶えようとして、要望を聞こうとしますが、
天邪鬼さんが本心を言えないため、周囲の人は天邪鬼さんの要望を叶えてあげること（＝愛すること）が出来ない、どうしてあげたらよいかが分からない・・・
といった天邪鬼さんにとっては欲しいものが手に入らない状況が出来上がります。
もうお気づきの方もいると思いますが、これらの状況を打開策は「素直さ」が鍵になります。
天邪鬼さんの中には、そんなことには百も承知というくらい分かっている方もいます。それでも、天邪鬼さんにはなかなか素直になれない心理的背景があるのです。
天邪鬼さんが素直になれない理由とは
天邪鬼さんの多くは、過去に否定されることが多かったために、自分のことを分かってもらえるとは思えないとか、どうせ皆は私のことを否定するに違いないと感じています。
そのために、本心言うとまた否定されるに違いないという想いや本心を言って傷つきたくないという想いから、本心を言わないことで傷つかないように天邪鬼さん自身の心を守っています。
本心を言わないことで、天邪鬼さんの本心を守ることは出来るのですが、今までに否定されることが多かったために持っている本当は私のことを分かって欲しい気持ちは消化されないまま持ち続けることになります。
天邪鬼さんは、自分の気持ちを表現することで否定され、傷ついた経験をたくさん持ちますから、天邪鬼さんは、自分の気持ちを周りの人に受け入れてもらい、分かってもらうことを切望しています。
しかし、その想いが強い分だけ、受け入れてもらえずに傷つくことや分かってもらえずに傷つくことに怖れを持ち、周りの人に自分のことを受け入れてもらうことや、わかってもらうことをそんなことあるはずはないと疑いが生まれます。
その疑いにより、人に関わることを怖れて避けたり、愛されにくい態度をとったりしてしまう訳です。
天邪鬼さんの態度は、一見愛しやすいものではないのですが、天邪鬼さんの心理的背景が分かると分かって欲しいけど傷つきたくなくて、本心が表現できないという人間らしさに辿りつきます。
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天邪鬼さんが素直になれないのは、自分の心を守るための防衛反応ですから、気づいたときにはもう反応した後だということもしばしばあります。やってしまったと自己嫌悪や後悔をしてしまいそうになりますが、防衛反応には、防衛するだけの理由がありますから、気を取り直して、そこから軌道修正していきましょう。いきなり、素直になるにはハードルも高いと思いますから、可能なことから天邪鬼さん自身の素直な気持ちにフォーカスしていくこと・表現していくことが大切です。
天邪鬼さんが素直になるために出来ること
- 反応する前に、一呼吸を置く。
- 反応してしまった後でも、自分の本当はどうしたかったのかを確認する。
自分で呟いてみる。 - 感情的リスクの少ないものから、自分の素直な気持ちをコミュニケーションしてみる。
少しずつでも、素直になれる時間や対人関係を作ることが出来ると欲しいもの（理解されたい、分かってもらいたい・・・etc）が手に入りやすくなります。
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もし、天邪鬼さんに出会ったら、分かりにくい態度の中に隠し持った本心があること、本当は分かって欲しい、受け入れて欲しい想いを持っていることを思い出してみてくださいね。
そうすることで、今までとは少し違う角度で関わることが出来るかもしれませんね。
（完）
About Author
人間関係の築き方・コミュニケーションのスキルアップ・個性を生かすことを得意とする。 お客さまのテーマを多角的な視点でとらえて分析することにより、新たな視点や心の気楽さを持つことが出来ると定評がある。ゆるぎない安心感の基盤を基に行うカウンセリングは、心のうちを語りやすいと評価が高い。
