こんにちは、カウンセリングサービスの福野てるすけです。
カウンセリングでもお仕事のご相談を多く承ります。
その中でも最近、多いのが
「職場で嫌なお局様が居るんです。」
「私によく絡んでくる先輩が居るんです。」
「わたしにだけ嫌味を言う上司が居てとてもストレスなんです。」
などといった職場での上司や先輩からの嫌がらせやいじめに関してです。
ただでさえ仕事はストレスがつきものです。
それに加えて自己を否定されたりすることがあるとたまったものではありません。
ストレスで体調だけでなく、心も悲鳴を上げてしまうことも少なくありません。
そんな時、大事なのはそういった人達から離れる事です。
物理的にも心理的にもです。
特に会社勤めの方は物理的に距離を取るのが難しい場合もあります。
なので心理的に距離を取る、心の中のアイツが占める割合をなるべく減らすことが大事になります。
そのためには会社以外の事を考える時間を増やす事がお勧めです。
趣味をするのも良いですし、旅行もお勧めします。
これらの事を実践し、心の距離を取れるようになってくると心も少し落ち着いてきます。
そして次はちょっと気にしてみて欲しいのです。
「なんでアイツはわたしにあんな事を言うのだろう?」
「なんでわたしをいじめてくるのだろう?」
きっと理由があるでしょう。
仮に、あなたが全く価値が無い人だとしましょう。
あなたの存在感がゼロだとしましょう。
あなたと話す、関わることに全く意味が無いとしましょう。
(全部、仮の話です、そんな事は全くありません)
そんなあなたに、わざわざ嫌な事を言ってくると思いますか?
そんな手間がかかる事をすると思いますか?
誰かをいじめたり虐げると誰しもどこかで罪悪感という感情を抱きます。
わざわざそんな不快な感情を抱く事をすると思いますか?
するわけありません、理由が無ければ。
そういう誰かを虐げたりいじめたりする人はとても自分の事を小さく扱っていたり、自分にとても低い点数をつけていたりします。
そして、どこかでそんな自分を責めている部分がある事がとても多いのです。
そんな風に心の底で自分を責めたりしている時はとてもみじめな気持ちになったりします。
(これらは心の奥底で行われている事が多く、本人も自覚が無い事が多いです。なんとなく嫌〜な感じがする、イライラするという状態が多いです。)
それらの嫌〜な感情、感じたくない感覚を遠ざけるのに一番簡単な方法が“誰かを怒る”であったり、“誰かを自分より低く見る(虐げる)”だったりするのです。
誰かに怒っている時は心は怒りで満たされます。
誰かを虐げている間は自分の惨めさから目を背けることが出来ます。
しかも、その相手がいじめたりする人が欲しいと思っているのに自分が持っていないと思っているものを持ってる人だと尚更です。
それは“誠実さ”や“真面目さ”、人によっては“外見の美しさ”や“若さ”だったします。
つまり、あなたが嫌味を言われたり、虐げられたり、いじめられたりするというのはあなたにそれだけの価値があるという証でもあるのです。
そして、嫌味やいじめをする人というのはあなたのその価値をどこかで感じていて、そんなあなたをいじめたり虐げることにより自分自身に低い点数をつけて嫌な気持ちになることから距離を取っていると見る事が出来ます。
気分が落ち込んでいるとこの「自分に価値がある」という点と「いじめる側は自分に低い点数を付けている」という点に気づきにくいんです。
でも、それらに気が付くと状況が呑み込めてきますから落ち着きを取り戻したり、少し余裕が生まれたりします。
まずは少しの余裕を作ってみる。
よかったら今日のお話を参考にしてみてくださいね。
最後までお読み頂いて
ありがとうございました