嫉妬されにくい人になり、共に成功を喜べる対人関係を構築していくために

昇進をした際に、それまで仲が良かった同僚から嫌味を言われてしまった。
上司や先輩から目をかけてもらえている様子をみて「あなただけ気に入られてズルい」など、周囲からやっかみを受けてしまった。
仕事で成果を上げはじめた途端、周囲からそっけない態度やきつい言葉を言われるようになった・・など
あなたは職場で嫉妬をされたことがありますか?

手にした成功や人望は、努力の賜物。
周りに認められ期待されるには、それ相応の理由があるものだったりします。
ですから、その結果だけを見て「あなたはいいわよね」「あなただけズルい」など嫉妬されてしまうと、悲しい気持ちになってしまうことも多いですよね。

とはいえ、嫉妬してくる相手を攻撃しても、「自分なんて嫉妬するに値しません」と自分を卑下をしても、余計に相手の怒りを買い、職場の対人関係がギスギスしたものになることが多いよう。

では、嫉妬されたとき、どのように対応していったらいいでしょうか。
嫉妬されにくい人になり、共に成功を喜べる対人関係を構築していくためには、どのようなことを心がけていけばいいでしょうか。

今日は心理学の観点からいくつかご提案します。
良かったらお試しくださいね。

*周りが見ている魅力と才能を認める

嫉妬という感情は誰でも持っているものであり、現状に不満を抱え、自分にはその成功は手に入らないと感じているときに強くなると言われています。
つまり、嫉妬している側は、あなたの価値を認めつつも、自信を失っている状態にあるのですね。

ですから、嫉妬されたときに「いえいえ、私はたいしたものじゃありません」などと自分を卑下してしまうと「あなたはこんなに素晴らしいのに、私に持っていないものを持っているのに、なにを言ってるの!(怒)」と余計に怒りを買ってしまいやすいのです。

嫉妬されると「自分が悪いのではないか」と気分が落ち込んでしまう人も多いかと思いますが、むしろ、周りの人から見てもらっている価値を受け取りましょう。

とくに、他者の評価が高く、自己評価が低い状態は嫉妬を買いやすいですから、人から見てもらった価値は受け取っていけるといいですね。

周囲からの具体的な評価や褒め言葉を書き出して「こういうところが羨ましがられているんだな」と自覚するだけでも、嫉妬されることが減ってくることが多いですよ。

*相手への敬意を表す

人はだれでも認めてもらいたいもの。
そして、自分を認めてくれる人を大切にしたいと感じます。
日頃から人のいいところを積極的に褒めたり、してもらったことに対して「ありがとう」とコツコツ敬意を示していきましょう。
また、成功を手にしたり自分が褒められた時にも、「おかげさまで」と自分を支えてくれた人にも敬意を表していけるといいですね。

とくに、ひどく嫉妬してしまう人は、自信のなさから「自分は周りに認めてもらえている」と感じられていない人が多かったりします。
魅力的な人からの労いや褒め言葉は嬉しいものです。
積極的にいいところを褒めたり、敬意を表して、信頼を積み重ねていきましょう。

*真の自信を持つ

自分に自信がないとき、私たちは無意識に人と競争し、成功を使って「私はこのぐらい凄いのよ」とマウントを取ってしまうことがあります。
マウントを取られた側はいい気分がしないため、その人の成功や名誉を面白く思わないでしょう。

あなたが仕事で成果が出せたり、目上の人に気にかけてもらえるということは、人の目をひくような魅力を持っていたり、コツコツ成果が出るまで努力ができる人だということでもあります。
周りの人への気遣いも、とても上手にできる人でもあるのだと思うのですね。

あなたなりの努力や優しさに自信を持ちましょう。
そして、人との競争を手放して、自分の才能や魅力を人のために使っていきましょう。

*最後に

嫉妬をされる人というのは、それだけ大きな影響力を持っている人ということでもあります。
そしてその影響力をつかって、周りを引き上げてあげたり、自信を持たせてあげることもできる人でもあります。

ぜひ、自信を持って、堂々と自分の良さを発揮しながら、周りといい関係を築いてくださいね。

参考になれば幸いです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係の改善、自分が本当に望んでいる人生へのシフトチェンジへのサポートを得意とする。 特に「さびしさを笑顔に変えるカウンセリング」をテーマに掲げ、30代女性の生き方、恋愛・婚活サポートを精力的に行っている。 高い共感力を活かした「共に考え、併走する」カウンセリングスタイルが好評。