子離れのすすめ〜それぞれの人生の為に〜

我が家の二人の子供達は、随分大きくなりました。
気がつけば、私よりも身長が随分高くなり、私を見下ろす息子。
お化粧や、色々なファッションに挑戦する娘。
小さかったのにな〜
あっと言う間に大きくなりました。
子育て期間は、とても大変でしたが、過ぎてしまえば懐かしく思えます。
私の姿が少しでも見えなくなると、泣いていた子供達も今や、それぞれが自
分の好きな場所で好きな人達と時間を過ごします。
親の姿が見えなくても当然ですが、不安になって泣くなどと言う事はありま
せん。
「どこで何をしているのやら?」と、こちらが不安になる事はあっても、子
供達が私がいないからと不安に思うことはもうありません。
当たり前ですよね。二人とも成人間近なのですから。


さてこれからは、私は私の人生、子供達は子供達の人生です。
別にバラバラになる訳ではありませんが、それぞれが大人として、生活して
いく時期がやってきたのです。
子供が小さい間は、「子供の為だから」「子供が喜ぶから」と、何をするに
しても子供中心。
それは、嫌な事ではなく自分自身にとっても楽しい事なのですが、これをい
つまでもやっていると、子供は大人になれません。
大人になれないという事は、世間で自立できないと言う事です。
私達人間には、思春期という時期があります。
思春期にさしかかると、子供は親と距離をとろうとします。
自立の始まりなのですが、この時に子供は親を嫌うような言動をはじめるの
です。
「格好悪いから、一緒に歩かないでくれ!」などと発言したりもします。
親としては、「なによ!今までお母さんと一緒じゃないと嫌だと言ってたく
せに!」と思いますが、ここはグッと我慢しましょう。
親離れが始まったのです。
この時期に合わせて、親も子離れをはじめてはどうでしょか?
子供が中心ではない生活を始めるのです。
生活の中心は、あなたご自身です。
何をしたいですか?何処へ行きたいですか?誰といたいですか?
今までは、子供が何をしたいか?子供が何処へ行きたいか?子供が誰といた
いか?だった生活を、あなたが何をしたいか?あなたが何処へ行きたいか?
あなたが誰といたいか?の生活に変えていきませんか?
子供が親離れを始めても、親が子離れをしていないと、なかなか子供は大人
になれないものです。
大人になれない見た目だけは大人な子供が、最近は増えたな〜と思う今日こ
の頃。
親も思い切って、子離れをする必要があるのではないでしょうか。
親離れ、子離れがうまくできれば、そこからは大人同士の対等な関係の始ま
りです。
親である私達も、自分の人生を楽しく生きていかなくてはいけませんね。
もう「子供の為だから」と言い訳ができなくなります。
自分の為の人生を親子ともどもが生きていく為に、子離れ早い目に始めませ
んか?
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この記事を書いたカウンセラー

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恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より3冊出版。