こんにちは。カウンセリングサービスの田中です。
すっかり春めいて、暖かい毎日ですね。
桜の花も満開の頃。青い空を背景にゆれる薄桃色の桜の花を見上げると
なんだか感情が無条件に揺さぶられて、涙が出てしまいそうになります。
よくよく考えてみると、桜は1年のうちに、たったの14日ほどしか
咲いていないにも関わらず、日本全国で、開花宣言やらお花見やら
国を上げての大賑わいですよね。
これほどに愛される花も珍しいなぁ~と想うのですが・・・
見上げる桜の美しさに感動する自分を振り返り、意味は無くとも感動する。
感情に理屈はないものね。と納得するのでした。
先日、携帯電話で話をする人を、何の気なしに見つめていたときです。
ふと想ったのですが、昔、子どもの頃。遠くに離れた人と
外でお話が出来るって、とっても憧れたよなぁ~と思いました。
私の小さい頃。もちろん、携帯電話はありません。
お家にあるのは「黒電話」と言われるもので
ダイヤルは、丸く、「じ~~~~ごろごろごろごろ」っと
丸いダイヤルを、数字の分だけ右に回して手を離して戻るダイヤルでした
街中にある公衆電話も赤い色のものでした。
小さい頃に見たアニメの中で見る通信シーンで
主人公が、腕にはめた通信用の何か機械に向かって話をすると
他の相手だったり、ロボットだったりに聞こえて繋がる。
もう、それは夢のような世界でしたし、まさにアニメの世界
「まんがの世界」だったり、「空想の世界」の産物以外の
何者でもありませんでした。
そんな世界に憧れて、糸電話を作っては、お家の前で試してみたり
糸電話の糸の長さなんて、せいぜい3mくらい。
それだけしか離れていない距離であっても
「わっ!聞こえる聞こえる!!」と感動したものです。
いつのころか、ウチには、おもちゃのトランシーバーがありました。
四角い電池を入れて使うものでした。
それが嬉しくてならなかったのを、今でも覚えています。
トランシーバーと言っても、せいぜい10mの距離で使えるくらいのもの。
少し離れると、全然聞こえなくなりますし
トランシーンバーを使わなくても、十分に直接話が出来る距離なんです。
トランシーバーで話しているつもりですが、直接聞こえる声の方が大きい。
あまり日常の役に立つようなものではありませんでした。
それが・・・今や、どこでもかしこでも、お互いが携帯電話を持っており
電波の届く範囲であれば、日本全国、どこの誰とでも話せる。
日本に留まらず、条件が整ってさえいれば、外国の方々とも
気軽に携帯電話でお話することが出来る。
小さい頃に憧れていたものが、手に入ったんだなぁ~と想ったのです。
小さい頃には「空想の世界」でしかなかったものが
現実の世界で、みんなが当たり前のように使いこなしている。
それって、すごいことだよねぇ~って・・・改めて想ったのです。
私が3歳の頃に行なわれた、大阪の万国博覧会。
当時、「未来の日本」の想像図などに描かれていた世界。
空の上を、道路がたくさん走ってる世界。
その道路は交差しているし、遊園地では考えようも無いような
乗り物がたくさん描かれていました。
しかし、今では、全て現実のものとして存在するわけですよね。
確かに、その恩恵を受け取ることと併せて
携帯電話の普及における弊害であったり、近代化の影響での環境汚染だったり
人の体が弱くもろくなってしまったり、そんな問題はあるのかもしれません。
しかし、昔、空想の世界だった事が現実になっているって
本当にすごいなぁ~って思います。
私が小さかった頃には、こんな未来が現実になってるなんて
世の中のほとんどの方々が半信半疑だったのではないでしょうか?
人間の思いを実現するためには、
まず、イメージすることが大事だといわれます。
こんなのあったらいいなぁ~。こんな風になったらいいなぁ~
なんていうのを、想像する力ですね。
そうして、それを具体的にどうしたらいいのかを考えて
組み立てて、創っていく。
そうして、もう1つのコツは・・・
それをやりながら、熱を持ってその自分のアイデイアを
たくさんの人に話すことが大切です。
これが、人をひきつけ援助者を見出し、夢をかなえていくことになります。
今、私が見ているこの世界は、昔、たくさんの人たちの
「あったらいいなぁ~」が形になった世界です。
人間って、すごい!!!と、感嘆してしまいます。
そうして、一人では出来ないけど、たくさんの人が力を合わせると
こんなにすごいことがたくさん出来るんだよね~
とっても単純な考え方ですが。
ただただ単純に、私は感動してしまうのです。
未来を創る力、それは、どの人にも与えられていて
あったらいいなぁ~なったらいいなぁ~描く力は誰にもあって
予想以上の未来を創ることができる。
それは、個人レベルの人生にも置き換えることが出来ると
私は考えています。
小さい頃の時代を想い。今を想い。この変化に感嘆する。
そうして未来を、ワクワクしながら思い描く。
たくさんの人が思い描いたイメージが未来に繋がるのだとしたら
ぜひ!明るい未来を、思い描いてみようじゃないですか!
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