思い出し笑いをしてみませんか?

皆様夏バテなどしていませんか?
毎年夏が来るたびに私の夫は申します。
「この夏は越えられへんかも知れんなぁ(T_T)」と・・・
今年も既にそのフレーズを口にしまして、私に「俺が夏を越えられなかった時
は、○○生命に連絡するんやぞ!(* ̄ー ̄*)」などと笑いながらのたまってお
ります。
そんな夫を白い目で見ながら「毎年言うてるやん(-“-)」と思う私なのです。


さて、こんなおバカな夫婦生活もはや10年と半年。
スイート10ダイヤモンドリングは貰えなかった(泣)けれど、日々二人で色
んなことを話し、色んな出来事を共有しながら過ごしてきました。
楽しいこともあったし、しんどいこともいっぱいありました。
その時その時に起こる出来事を通して、お互いに相手のことを知って来たなぁ
と思います。
どんなことが嬉しいのか?
どんなことを嫌がるのか?
何が好きで、何が嫌いか などなど。
お互いの価値観も大切にするものも随分理解できてきたと思います。
一人の人を深く知ると言うことはなかなか時間が掛かるものなんですね。
「結婚って良いものですか?」と時々訊かれることがあります。
私の答えはほとんどの場合同じです。
「良いこともあるししんどいこともあるよ。」
物凄く使い古された陳腐な答えなんですが、結局それが全てだと思うのです。
どんな事でもそうだと思うのですが、良いところばかり若しくは悪いところば
かりの事ってあまりないと思うのです。
良いところもあれば悪いところもあって、それでバランスが取れているのです
ね。
できれば良いところはなお良く、悪いところもなるべく良いものに変えていけ
ればもっと良いのですが。
良い出来事でも、あまり嬉しくない出来事でも、その事を通して相手の知らな
かった部分が見えたなら、そしてそれが嬉しいことであるならそれは素敵な出
来事だと思うのです。
こんなことを言いながらまだまだ知らない、分からない部分はたくさんありま
して・・・(当たり前なんですけどね)
これは数年前の出来事で、夫婦してお盆に帰省した時のことです。
お客様も来ないゆっくりした昼下がりで、特に何もすることがありませんでし
た。
義母も夫も好き勝手に過ごしているし、暑くて暑くて外に出かける気にもなり
ません。なので私は大好きな本でも読もうと思いました。
とにかく私は本が好きで、時間があればまず本を手にしたい人なのです。
そこで、皆がいる居間ではなく帰省した時にいつも使わせてもらっている二階
の部屋に行き、持参した本を読み始めたんですね。
機嫌良く本を読み進めるうちにだんだんと眠くなってうとうとし始めてしまい
ました。
帰省して嫁が昼寝なんて・・・
自分でも「どーよ?」とは思うのですが、眠いものは眠いのです!
おまけに私は眠ることが大好きです。
夏の昼下がり。クーラーを効かせた部屋でうとうとなんて至福の時なのです。
その上義母は口うるさいタイプの人ではなく、いつものびのびさせてくれるの
で、でき損ないの嫁代表のような私はついつい、自宅にいるかのように好き勝
手にしてしまいます^^;
その時も気がつけば陽が傾きかけて部屋に西日が射し込んでいたのでした。
さすがに申し訳ないと思いながら居間に下りて行くと、義母が「よう寝れた?
眠い時は寝ればいいんよ。」と言ってくれたのでした。
いくら図太い私でもさすがに申し訳ないと思っていたので、義母の一言にホッ
とすると同時にかなり嬉しくもありました。
でも、どうして義母は私が寝ていたことを知っているのだろう??
そんな疑問が脳裏をよぎった時、義母が話してくれたのです。
長い間下りて来ない私のことを夫に尋ねたそうです。
「(私は)何をしてるんかな?」と。
そうしたら夫は「二階で寝てると思う。疲れているから寝させてやって。」と
言ってくれていたそうです。
「そうなんですか。」と納得顔で笑った私に義母も「あの子優しいとこがある
んやね。」と笑っていました。
私も「そうですね。」と笑いながら、嫁の傍若無人な振る舞いに嫌な顔をせず
、息子の言葉を受け止めてくれた義母にもありがたいなぁって思ったのです。
その出来事が何だかとても嬉しかったのを今でも覚えています。
夫はそんなことを言ってくれる人だったんだなぁって、その時に初めて知った
のです。私の知らなかったとても素敵な部分です。
その事を思い出す度に、今でも幸せな気持ちになって思い出し笑いをしてしま
うのです。
この事は、私の心の中に嬉しい出来事としてどっしりと居座り、その後の夫婦
喧嘩や気持ちのすれ違いがある度にいつも私を支えてくれました。
そして、まだまだ夫の中に私の知らない夫が隠れているはずです。
そして、私の中には夫の知らない私がいるはずなのです。
これから先何が切っ掛けでまだ見ぬ相手に出逢えるのか・・・
どんな時にどんな風に顔を出してくれるのか・・・
そんなことを考えると当たり前になった毎日がとても楽しみに思えるのです。
あなたが知らなかったパートナーの素敵な部分はどんなところでしょう?
そのパートナーに出会った時、あなたはどんな事を感じたのでしょう?
ちょっと思い出して、思い出し笑いをしてみませんか?
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